ピックアップ情報 その1 ipod

 第6世代 ipod nano を使っています。その報告です。

 ipod ってよくわからない、という人は、ウィキペディアのページをご覧ください。

ipod ウィキペディアのページ

本体の操作

 本体は、財布にも入れられるくらい小さいです。

 ボタンが、3つ、あります。電源ボタンとボリュームの上ボタン、下ボタンの3つです。電源ボタンが右上、ボリュームが左上、というのが正しい向きです。そうすると、右下にイヤホンジャックがあります。

 最初に表示を日本語、ボイスオーバーを使う設定にします。すると、日本語の音声で画面の情報を読み上げてくれます。

 電源ボタンとボリューム以外の操作は、画面がタッチパネルになっていて、画面をタッチして操作します。

 画面のどこでもよいので、左から右になぞると、次の項目に移動します。パソコンのタブキーに相当します。

 逆に、右から左になぞると、前の項目に移動します。パソコンのシフトキーを押しながらタブキーに相当します。

 トントンとダブルタップすると、決定です。パソコンのエンターキーに相当します。

 そのほかに、下から上へなぞる、上から下へなぞる、指2本で右から左になぞる、指2本で左から右になぞる、トントーーーーンとダブルタップのまま押しつづける、といった操作をします。これら5種類のなぞり方、ゼスチャーを憶えると、ipod nano が自由になります。


itunesのインストール

 ipod に音楽を入れるには、パソコンが必要です。ipod 用のパソコンのソフトが、itunes です。

 itunes をパソコンにインストールし、フルキーボード操作を使用可能にする設定にするまでは、誰かにおねがいすることになります。

 XPリーダーの場合、さらに itunes のパスを、XPリーダーのファイルに追加します。

XP Readerの設定で使えるソフトが多くなる 画面を見ないでパソコン 〜視覚障害者に役立つ情報〜

itunesで音楽CDをリッピング

 itunes で音楽CDをパソコンに保存することができます。これをリッピングと言います。

 パソコンに音楽CDをセットすると、リッピングが始まります。

 リッピングの最中には、画面に中止のボタンがあります。すでにおわっていたら、開始のボタンがありますので、ここの読み上げで確認できます。15分くらいかかります。

 専用のケーブルで、ipod をパソコンのUSBに接続します。自動的に ipod に音楽が転送されます。充電も行なわれます。

 10分ほど待ってから、

 メニュー・コントロール・ipodを取り外す

 の操作を行なってから、実際に ipod を取り外します。

 オルトキーを押すと、ちゃんとメニューに行けますが、その後、すぐに上→キーを押すとよくないようです。オルトキーを押した後は、左右矢印キーと下矢印キーを押します。

 たくさん充電するなら、10分ではなく、1時間以上、接続したままにします。


ノウハウ

 ipod は、画面の明るさをもっとも暗くしています。画面に関する音声読み上げをするのが、かえって使いにくいので、それをなくすためにです。

 itunes はミュージックのリストに、曲やアルバムが表示されます。表示は、グリッド表示がわかりやすいです。グリッド表示は、さらにアルバムごとにまとめる、ジャンルごとにまとめる、などを選びます。

 ジャンルの情報を自分で書き換えると、ipod での選曲がスムーズになります。

 ジャンルの書き換えの操作は、ちょっとコツがいります。基本は、

 アプリケーションキー・プロパティ

 複数の曲の情報・ジャンル

 のところです。

 アルバム名のところでアプリケーションキー、あるいは最後の曲のところからシフトキーを押しながら上矢印キーで、そのアルバムの全曲を選択してアプリケーションキーです。


ipod の使い心地

 上の説明で、電源ボタンと書いていますが、正確には、画面のオン・オフを、このボタンで行ないます。

 画面がオンのときだけ、タッチ操作ができます。画面をオフにすると、タッチ操作はできません。

 電源は入れたままにしています。携帯電話と同じような感覚です。

 音楽を聞くときには、イヤホンを ipod に差して、電源ボタンを押します。すぐに現在の項目の音声読み上げが聞こえます。

 ジャンルのところでとんとん、聞きたい曲のジャンルを選びとんとん、さらにアーチストやアルバムを選びとんとん、曲を選びとんとん、という操作で音楽が始まります。

 画面はオフにしておきます。放っておいても、30秒ほどでオフになりますが、それまでに誤動作をしないために、すぐにオフにしています。

 音楽を止めるときには、画面をオンにして、一時停止のところでとんとんします。画面をオフにして、イヤホンを抜いて、片付けます。


おわりに

 最初のインストールや設定が、もっともたいへんだと、説明を書きながらあらためて思いました。パソコンの宿命のようなものですね。

 ipod がすべてを読み上げてくれるのは快適です。100枚のCD、1000曲を入れておく、というのは音声読み上げなしでは考えられないことです。

 ipod nano のタッチ操作はよくできていると思いました。しかし、ipad や iphone では、指3本でなぞる操作があってそれが不評のようです。ipod nano は指3本の操作はありません。新しい感覚の操作方法は、アップルの製品を使っている、という実感があります。

 ipod は世界中で人気なので、周辺機器、関連製品もたくさん出ています。どんなふうに使うと生活が広がるか、それらをみながら思いを巡らせています。


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